国際報道 ニューヨーク ウクライナの若者に学びの機会を
ニューヨークではウクライナにルーツがある人約15万人が暮らしている。マンハッタンにあるウクライナ系私立高校ではウクライナから避難してきた生徒を無償で受け入れている。軍事侵攻後その数は増え続け現在は10人にのぼっている。中では英語が話せない生徒もいるため補習授業も行っている。15歳の学生は軍事侵攻前家族でニューヨークに来た。先行きが見通せず帰国の目処も立たないためアメリカでの生活に馴染もうと英語の勉強に励んでいた。15歳の学生は「戦争が終わったらウクライナに帰りたいです」などと話した。校長自身もウクライナにルーツがあり多くの親族が祖国に残る中少しでも役に立ちたいと受け入れを決めたという。この学校ではワシントンで行われた反戦デモに参加し学校全体でウクライナ支援を訴えた。また精神面での不安を訴える生徒が増加しているため専門家のカウンセリングを受けられるよう準備を進めている。