ウナギ料理ピンチ?”震源地”は欧州

2025年4月24日放送 17:57 - 18:01 フジテレビ
イット! (ニュース)

”ウナギ街道”とも呼ばれる千葉・成田山の参道。多くのウナギ店が軒を連ねている。成田市にある「ウナギ問屋」の直営店。リーズナブルにウナギが食べられると人気の店。国産・台湾産・中国産のウナギ。ニホンウナギという品種をそれぞれの地域で養殖したものを仕入れて販売している。問題は輸入ウナギ。EUがウナギ全種類の国際取引を規制する案を準備していることが分かった。この案が目指すのは絶滅の恐れがある生物の規制をするワシントン条約。仮に提案が認められれば国際取引の手続きが複雑になり時間がかかる可能性があるという。規制が成立した場合、対策しなければ廃業する業者が出る恐れも。水産庁関係者も「輸入に頼っている日本のウナギ市場への影響は避けられない」と警戒感を隠せず。国内ウナギの供給は約7割輸入で日本のウナギ流通に影響が出ることが心配される。中央大学・海部教授は「ワシントン条約とは消費を禁止するような条約ではない。可決されたら流通量が減るのは確実だと思う。流通量が減れば値段は上がるのではないか」と指摘した。水産庁は「EUに対し提案の見送りを働き掛ける」としている。


キーワード
中央大学水産庁欧州連合台湾成田市(千葉)ニホンウナギ丸勝うなぎ新川中国

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.