ワールドビジネスサテライト (ニュース)
アメリカの半導体大手エヌビディアが決算発表。去年11月から今年1月期の売上高と純利益は四半期として過去最高を記録し、いずれも市場予想を上回った。好業績をけん引したのは量産が始まった次世代AI半導体ブラックウェル。たった3か月で110億ドルを販売し、全体の売上高の3割近くを占めた。DeepSeekの登場で、決算発表前の市場ではAIへの巨額投資が必要なくなるのではという見方が広がっていた。今回AI投資の需要が確認されたことでその懸念は一旦払拭された形だが、投資をする側にはまだ課題が残る。AI向けデータセンターを手がける巨大テック企業4社の設備投資額は去年1年間で37兆円規模。AIビジネスを収益化しこうした巨額投資を回収することができるのかはいまだ不透明なまま。アマゾンはアレクサに生成AIを搭載した新たなサービス「アレクサプラス」を公開した。従来のアレクサは無料で使えたが月額そ3000円と初めて有料になった。アレクサプラスは日本などアメリカ以外にも展開する予定だが、時期や料金は未定としている。