ワイド!スクランブル サタデー (ニュース)
大西さんは「クマの個体数が増えて分布域が広がり人里に出てくるようになった。加えて今年はドングリやブナが凶作のため、食べ物を探し求めて人里までやってきている」などと話した。こうした中で鈴木農水大臣は昨日、クマ対策の3本柱を発表した。捕獲活動で捕る・侵入防止柵の整備で守る・緩衝帯の整備で寄せ付けないの3つとのこと。中でも「守る」と「寄せ付けない」の2つを目的とした対策は「ゾーニング管理」と呼ばれている。具体的にはコア生息域・緩衝地帯・防除地域・排除地域の4つに区分けするとしている。緩衝地帯ではブナの木などを伐採してクマを引き寄せる要因を除去し、防除地域では田畑への侵入を防ぐ電気柵や罠を設置するとしている。大西さんは「緩衝地帯におけるクマの個体数をゼロにしていくイメージ。ただ人手不足や費用の面で壁があり中々対策が進んでいないのが現状」などと話した。
