スペイン 注目の“住宅プロジェクト”とは

2024年10月23日放送 4:48 - 4:54 NHK総合
国際報道 (ニュース)

こちらはスペインで行われているデモ、訴えているのは“住宅問題”。スペインの都市部では今オーバーツーリズムの影響で住宅価格が高騰、家賃を払いきれず引っ越しを余儀なくされるケースが相次いでいる。中でもバルセロナではコロナ禍前より平均16%以上値上がりした。こうした中あるプロジェクトが注目されている。バルセロナでは今市民が共同で行政には働きかけてつくる新しい住まいの形が広がっている。その1つが集合住宅「ラ・ボルダ」。家賃は2LDK(67平方メートル)で月600ユーロ(約10万円。光熱費・インターネット代含)。この地域の相場より4割ほど安く住むことができる。この集合住宅は地域の住宅問題を考える市民らが結成した住宅協同組合が運営している。その特徴は協同組合がバルセロナに市に働きかけ土地を安く借りる権利を取得していること。市にとっても使われていない土地を有効活用できる上、組合が掲げる方針とも合致するためメリットだという。


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