モーサテ (ニュース)
26日、アメリカのトランプ大統領は、ロシアとの戦争終結後のウクライナについて、第2次政権発足後、初めて開いた閣議でウクライナの安全保障についてヨーロッパ諸国に任せるとの姿勢を示した上で、ウクライナに対して「これ以上金を払いたくない」などと強調。ウクライナ側は鉱物資源の共同開発などをめぐる交渉で「アメリカが安全保障に関与すべき」と訴えてきたため、トランプ大統領の発言は波紋を呼びそうだ。またトランプ大統領は発動を延期しているメキシコとカナダに関する関税について、アメリカに流入する「フェンタニル」への対応が不十分として従来通り課す方針を示したほか、EUに対しても近く、自動車などを対象に25%の関税を課す意向を示した。閣議には政府効率化省のイーロン・マスク氏も出席し、「財政赤字を1兆ドル削減するためには、 迅速な対応が必要」などと述べ、連邦政府の規模縮小に向けた動きを今後も進める考えを強調した。