ひるおび (ニュース)
今月3日、イーロン・マスク氏は「この莫大で法外なバラマキだらけの法案は不快で忌まわしい」などと投稿。これに対しトランプ大統領は「私は非常に失望している」などと話した。ここから両者による非難の応酬が始まり、その結果テスラ社株が一時14%下落して時価総額で22兆円減少した。中林さんは「イーロン・マスク氏が感情的になったと見受けられる」などと話した。マスク氏が「不快で忌まわしい」としたのがトランプ氏肝いりの「減税法案」。現在下院を通過して上院でも審議が進んでいる。ただ米議会予算局の試算によると、財政赤字が今後10年で346兆円増加するという。マスク氏はこの法案を「財政を大幅に悪化させる」と非難。一方でトランプ氏は、マスク氏が非難するのは自身が経営するEV事業への政府の補助金削減が盛り込まれているからだとしている。その上でマスク氏は法案を熟知し政権離脱までは問題視していなかったと主張。これについてマスク氏は「事前に法案を示されたことは一度もない」としている。中林さんは「トランプ氏とマスク氏は元々不協和音が生じていた。そこにマスク氏肝いりのNASA長官人事をトランプ氏が取り消したことで決裂が決定的となった。マスク氏が攻撃している減税法案はトランプ氏最大のアキレス腱で、この法案が成立しないとアメリカ政府の屋台骨が崩れかねない」などと話した。