ひるおび JNN NEWS
アメリカのトランプ大統領は、パレスチナ自治区ガザを所有して再開発するとの構想を巡り、いったん移住させた住民たちがガザに戻ることに否定的な認識を示した。トランプ大統領は9日、ガザの住民の移住先について「中東諸国が美しい住みかを建設し、パレスチナ人は数百年ぶりに平和と調和の中で暮らせるだろう」との考えを示した。トランプ政権はガザの住民の移住について「一時的」と説明しているが、トランプ氏はガザの将来について「他の国にも開発させて世界中の人に来て住んでもらう」と話している。こうした中、イスラエル軍は9日、ガザを南北に隔てる道路から部隊を撤収させたとイスラエルメディアが報じた。イスラエルとイスラム組織ハマスが合意した停戦に基づいたもので、これまで制限されていたガザの住民の移動が改善する可能性がある。アメリカへの訪問を終えてイスラエルに帰国したネタニヤフ首相は政府の会合に出席し、トランプ大統領との会談について「イスラエルの安全を何世代にもわたって確保できる大きな成果があった」などと述べた。