NNN ストレイトニュース （ニュース）
けさ東京・上野動物園のジャイアントパンダが中国へと出発した。上野動物園のジャイアントパンダ、オス「リーリー」、メス「シンシン」はけさ、ササなどを食べて落ち着いた様子で、13年過ごした園をあとにし、成田空港へと向かった。2頭はともに19歳と高齢で、輸送に耐えられる今の健康状態であるうちにと中国への早期返還が決定した。成田空港には約500人ものファンの姿が。リーリーとシンシンが上野動物園にやってきたのは2011年2月。その翌月、東日本大震災が発生した影響で動物園は休園。園が再開し、2頭が初公開されたときには多くの人が詰めかけた。上野動物園・冨田恭正副園長は「日本に暮らす人たちに暗い影が落ちている時に、本当に感謝。本当に励ましてくれた2頭だった」と語った。中でも2021年、上野動物園では初となる双子・シャオシャオとレイレイが誕生したときには、無事に育つかどうか緊張の日々だったという。冨田副園長は「パンダこんなちっちゃいところからこんなふうになるんだということを伝え続けていく上野動物園でありたい」と語った。