FOOT × BRAIN (FOOT × BRAIN)
サッカー実況の草分け、金子勝彦の足跡。ここからは膨大な海外取材からお宝VTRを放送。ヨーロッパリーグ日本人プロ第一号となった奥寺康彦(当時 SVヴェルダー・ブレーメン)のパーティーのゲストには尾崎加寿夫(当時アルミニア・ベーレフェルト)、キャプテン翼の原作者の高橋陽一、さらに金子の姿があった。遠い海の向こうで活躍する日本人選手の姿を伝えてきた金子。Jリーグ誕生前、プロ化に対して金子が引き出した奥寺の言葉は、日本サッカーの未来そのものだった。それから数年後、ジーコやストイコビッチなど海外のレジェンドが躍動したJ草創期。Jリーグの成長に大きく貢献した。奥寺は、金子のついて、残した功績はすごく大きいと思う、僕も感謝したい、などとコメントした。
1984年ブルネイ ロサンゼルス五輪予選に向けた練習。オリンピック予選に向けた日本代表の練習に密着していた金子。オリンピックを目指す代表にダイヤモンドサッカーは名将からエールを貰っていた。日本サッカー界初の外国人コーチのデットマール・クラマーは、「日本サッカーが大きく発展していることは知っている」「日本代表がロサンゼルス五輪に出場できることを強く臨んでいる」などとのコメントをしていた。スタジオにはプロ2年目を控えたヤングカズも登場。サッカーにひたむきな姿勢は同時から変わっていなかった。1986年のW杯 メキシコ大会。金子は多くの伝説を作った大会期間中に、神の子・マラドーナのインタビューも敢行していた。マラドーナは、周囲がいいアドバイスをくれる、チームメイトにはとても恵まれている、日本のファンの期待に応えられるような結果を残すよ、と話していた。