GET SPORTS 暁 ミックスダブルスカーリングにかけた戦士たち
谷田康真選手と松村千秋選手はミックスダブルスカーリングの日本トップペアとして知られていて、去年の日本選手権で優勝し、続く世界選手権では日本初の銀メダルを獲得している。ミックスダブルスカーリングは1ペア5つのストーンを最初と最後の2投か真ん中の3投を男女で分け合う。最初の3投が終わるまではじき出しは禁止で、ストーンが溜まりやすく複雑な展開になることが多い、谷田選手は2~4投目を担当し、多彩なショット力と力強いスイープ力を武器にしている。松村選手は1・5投目を担当し、果敢な攻撃を度々見せている。2人共元々は4人制のチームに在籍していて、2019年にミックスダブルスの経験がプラスになると考えた谷田選手が松村選手を誘う形でチームを結成した。半年後には日本選手権で優勝し、その後は4人制と掛け持ちして2021年に日本代表として北京オリンピック最終予選に挑んだ。しかし最終予選で敗退し、このことからミックスダブルスに専念してメダルを狙うことを目標に活動を開始した。2人の拠点は北海道と軽井沢で、それぞれの拠点で定期的に合宿を行っている。2人は乗馬トレーニングで体の軸を強化したり、サップでバランス感覚を養ったりなど様々な方面からミックスダブルスに必要な力を磨いている。この2人のライバルは小穴桃里選手・青木豪ペアで、同時期にペアを結成している。持ち味は予想不可能な立ち回りで、今季のワールドツアーでは両チーム対戦して小穴選手・青木選手ペアが2勝している。