羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)
青森駅からバスで約2時間、秋田県と青森県にまたがる十和田湖。その奥入瀬渓流では、今月下旬、紅葉が見頃を迎える。阿修羅の流れは、奥入瀬渓流を代表する名所。銚子大滝は、奥入瀬渓流の本流にかかる随一の滝。高さは約7m、幅は約20m。東京から約7時間、青森県黒石市にある温泉旅館「ランプの宿青荷温泉」。周辺に名所や観光地はなく、冬には積雪が2mにもなり、宿に通じる唯一の道路は一般車両の通行が禁止になり、専用のバスでしかたどり着けない。館内の灯りは、灯油ランプだけ。100個以上のランプが館内を照らしている。客室にも電気は通っておらず、テレビやエアコンもない。携帯電話もインターネットもつながらない。不便すぎる宿にもかかわらず、旅のプロが選ぶ人気温泉旅館250選に、17回選出されている。年間約1万3000人が宿泊している。最近では、外国人が増えている。この日は、日本人7人、外国人21人が宿泊していた。ベルギーから来た夫婦は、AIを使って日本旅行を計画していたところ、AIにこの宿をおすすめとして提案されたという。妻は、布団で寝るなど、昔ながらの旅館スタイルに戸惑っていた。夕食は、地元食材を使った料理。けの汁など、津軽地方の郷土料理が人気だ。日が暮れると、部屋の中は真っ暗になる。客室のランプの明るさは、就寝時に使用するオレンジ色の常夜灯程度。ベルギーから来た夫婦は、魔法のような時間だった、エネルギーが注入された感じがするなどと話した。