NHKニュース おはよう日本 (特集)
江戸時代から続く夏の風物詩・仙台七夕まつりでは約3000個この七夕飾りが街を彩った。祭りが終わった夜、飾りの片づけ作業が行われた。現場を指揮する紙の卸売会社・鳴海幸一郎は毎年役目を終えるとその多くを炊き上げで燃やしている七夕飾りをもったいないと感じてきた。七夕飾りに新たな息吹を吹き込もうと、鳴海は去年から回収した七夕飾りを解体し、封筒や熨斗紙などの再生紙を作成。その鳴海の思いは地元の商店街にも広がっていて、地元のこけし店でパッケージの一部にこの再生紙を利用していた。また、地元の子供たちに祭りの歴史について学ぶ教室も開いている鳴海は、その中で七夕飾りを再生紙としてよみがえらせる取り組みも説明した。飾りに込められた思いを肌で感じてほしいと考えている。