初の直接対決 どう見た/大統領選「男らしさ」も焦点に

2024年9月13日放送 6:43 - 6:51 テレビ東京
モーサテ パックンの眼

パックンの解説。大統領選挙の討論会。パックンは「お互いに得点がとれた。僅差なので選挙結果は変わらない。多くの世論調査でも論述としては民主党・ハリス氏の方が上だったと評価。ぼくもそう思う。トランプ氏は前半で経済関連の問題でバイデン政権とハリス氏は国民の生活水準を下げたと主張。後半はハリス氏がジャブを打ちトランプ氏を怒らせることができた。そのためトランプは反論ばかりで自分の政策や計画を打ち出すことができなかった」などと述べた。テーマ「大統領選の隠れたテーマ・男らしさとは」。共和党はプロレスラー・ハルク・ホーガン氏がトランプ氏の応援に登場。きていたTシャツには「REAL AMERICAN」と書かれていた。共和党は「REAL AMERICAN」という信念が強い。パックンは「昔から真のアメリカ人というレトリックを使う。特に定義は書いていないけど田舎とか郊外の一軒家に住んでピックアップトラックに乗って、サッカーの試合を観に行く。工場で働く、農場で働く、教会に通う白人の家庭。これが真のアメリカ人。今の共和党にとってトランプ支持者=真のアメリカ人」などと述べた。民主党は「真のアメリカ人」という言い方はしない。パックンは「民主党はバラク・オバマ元大統領が民主党大会に登場。分ける考え方自体が“古いレトリック”とはっきり言っている」などと述べた。
米国メディアは大統領選で「男らしさ」が一つの焦点となっていると指摘。共和党は男のイメージとして「稼ぐ」「家庭を守る」女性は「産む」「育てる」「家庭を守る」古き良き時代の価値観に戻りたい。パックンは「トランスジェンダーに厳しい。民主党は男らしさという表現も使わない。ジェンダーは自由。また女性と家庭をシェア、包容力を持つ人が民主党が考える男らしい人」などと述べた。「男らしさ」の背景にあるのは黒人、ヒスパニック系などの存在感が増加、白人の居場所がなくなったと感じる人も。パックンは「LGBTQやジェンダー・イシューが表面化し伝統的な価値観を持っている人が肩身の狭い思いも。意見が分かれる法律やルール。人工妊娠中絶、憲法への男女平等の明記、同性婚の合法化、LGBTQの話を学校で禁止、トランスジェンダーのトイレ使用など。ルールにあわない人は縛られてしまう。自分の生活や自由に侵害がある」などと述べた。きょうのパックン視点は「Oh、Man!This“real”rhetoric is unreal!(「真」のレトリック真に残念だ)」。パックンは「今の時代、男、女で考えるのは古い。定義づけは傷つく人がいる。真のアメリカ人は〇〇というふうに定義づけるとそれに当てはまらない人は排除されてしまう。いろいろな人が仲良く幸せに暮らすのが米国の特徴であり強み」などと述べた。


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