原発20基分 曲がる太陽電池

2024年11月27日放送 5:06 - 5:08 TBS
THE TIME’ (ニュース)

薄くて曲がる。次世代の太陽電池について政府は、家庭電力の1割程度まで普及させる目標を決定した。「ペロブスカイト太陽電池」は、高層ビルの壁や曲面に設置することが可能だという。従来の太陽光パネルと比べ、平地の少ない日本にも導入しやすい。この太陽電池について昨日、経済産業省は政府やメーカーなどでつくる協議会を開き、2040年に20GWまで普及させる目標を取りまとめた。これは原発20基分。原材料の主成分は「ヨウ素」。「(日本は)世界で2番目の埋蔵量。国産でまかなえる」と言う積水化学工業・森田健晴PVプロジェクトヘッド。安定調達、経済安全保障の確保からも期待される。KDDIはすでに、携帯電話の基地局の電柱にこの曲がる電池を貼り付け、実証実験を始めた。ただこの電池の商用化をめぐっては中国を含めた海外勢も開発を進めていて、国際競争が激しくなっている。


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