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核兵器の廃絶に向けて世界で活躍できるリーダーを養成するために広島市で世界各国の若者たちが被爆者から証言を聞く研修会が開かれた。研修会は国際NGOのICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と広島県が共同で実施している講座の一環として開かれ、14の国と地域から20人の若者が参加した。6歳のときに爆心地から1.2キロの学校で被爆した後東利治さんは「校舎が爆風で崩れ、川には腹部が膨れ上がったたくさんの遺体が浮かび流されていった」などと、当時の惨状を証言した。14歳のときに爆心地から2.3キロの工場で被爆した梶本淑子さんは、自身が大けがを負う中、担架を持って何度も避難場所との間を往復した体験を語った。研修会の参加者は講座の最終日のあさって学習の成果を発表する予定。