サンデーモーニング (ニュース)
米大統領選について。今月6日の未明、まだ開票作業が続く中でトランプ氏は勝利宣言を行った。事前には大接戦と予想されていたが、蓋を開ければトランプ氏の圧勝だった。2016年にクリントン氏を破った際は、得票数では260万票も下回ったが、今回は400万票も上回った。こうした中、シカゴのトランプ・タワー近くでは抗議デモが発生。分断の深さも垣間見えたが、ハリス氏は支持者の前に姿を現して敗北を受け入れようと呼びかけた。一方で若者にはバイデン政権のイスラエル寄りの姿勢に反対する人も多く、ハリス氏が票をまとめきれなかった一因とされている。若者の票を巡り、トランプ陣営がとった戦術について同志社大学大学院・三牧聖子准教授は「女性の社会進出に危機感を抱くような男性、そうした危機感を煽ることによってやはり社会の中心は男性なんだというトランプ陣営のメッセージが若者にも届いていて、今回の選挙では非常にジェンダーの分断が顕著になった」などと解説した。さらに有権者からは暮らしを直撃する物価高に強い不満の声も上がっていた。