アカデミーナイトG (舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』 )
ロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を紹介。ハーマイオニー役の酒井美紀が魅力を語ってくれた。7月以降は新キャスト。稲垣吾郎がハリー・ポッター役に加わる。以前にドラマで共演した際は仲の悪い夫婦役だったので今回は親友役で嬉しいという。今作はハリー・ロン・ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後を描いた物語。ハーマイオニーはロンと結婚し、魔法省・魔法大臣となった。酒井のほかに木村花代&豊田エリーが演じる。ロンは石垣佑磨・ひょっこりはん・矢崎広が演じる。稽古は日本の作品と異なり、演出家だけでなく、動き専門など、分野ごとに演出を担当する人がいて大変。労力も時間も2倍ぐらいかかるという。魔法をかける時の杖の振り方は何度も練習したと明かした。魔法はかける方もかけられる方も大変だという。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のテーマは「愛」。観る人によって感じ方が違う愛の物語だという。主人公たちに家族ができた。アルバス・ポッターは英雄である父ハリー・ポッターの存在に劣等感を抱いていた。幼い頃に両親を亡くしたハリー・ポッターは父親としてうまくふるまえず、関係を修復できずにいる。ハーマイオニーは魔法大臣として懸命に働いているが、自分の失敗で娘に関係する問題が起こってしまう。ドラコ・マルフォイは家族を大切にし、息子のスコーピウス・マルフォイを全力で守ろうとするが、スコーピウスは父親の気を引こうとするあまり、自分の気持ちを押し殺してしまう。スコーピウス&アルバスはある事件を解決するため時空を超えた旅へ出る。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は専用劇場だからこそ体感できる作り込まれた世界観も魅力。水を使った壮大な演出をするために奈落が深い。建設の様子を映像で紹介した。劇場の下には生活できるくらいの巨大なスペースがあり、キャストのためのマッサージスペースもあるという。