news zero 20YEARS news zero
石井優衣さん(19)は中学時代に小児がんを患い、今も闘病している。当時、再発のリスクを減らしたいと子宮を全摘した。20~30代の日本人女性のうち、病気で子宮を摘出したり、生まれつき子宮がないひとは約6~7万人いるという。今、子宮がない女性の妊娠、出産を可能にする「子宮移植」の研究が進む。日本では子宮の提供者は母親、姉妹などの親族が想定されているが、認められていない。長きにわたって研究を続ける藤田医科大学病院の木須伊織医師は「命を救うためではなく、子どもを授かるための医療」と説明。21年に日本医学会が臨床研究の実施を容認したが、少数に限定されている。
アメリカでは子宮移植が進み、生まれつき子宮がなかったが子宮移植により2人の子どもを出産したアマンダさんが取材に応じた。手術後は拒絶反応をおさえるために薬を飲み、疲労感など副作用を経験したが、子宮移植は正しい選択だったという。石井優衣さんが子宮移植に踏み切る場合、提供者となりうるのは母親。日本でも子宮移植の研究が進むことを期待する。
