首都圏情報 ネタドリ! シニアが活用!AI最前線
大阪で一人暮らしをしている森本ちず子さん(71)は家に話し相手がおらず気持ちが塞ぐことも多かったが、息子から対話型AIをプレゼントされてからは会話を通じて孤独を感じることがなくなったという。AIには約12万人の会話のデータが蓄積されていて、それを元に話しかけた人の性格に合わせた心地よい返答をしてくれる。神奈川県・横須賀市で一人暮らしをしている北野昌則さんは今年市の実証実験に参加し、昔話ができるAIを使用した。昭和の出来事などを学習し、シニア世代の話により共感できるように設定されている。実験ではAIを使用したシニア世代の方が人と繋がりたいと強く思う傾向があり、その結果人と会って脳のストレスが軽減されて認知症予防につながることが期待されている。