希少がん患者(22)“死後にX投稿” 研究機関などに寄付急増

2025年11月1日放送 7:13 - 7:16 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (ニュース)

札幌市の中山奏琉さんは一昨年、北海道大学に入学した直後に「類上皮肉腫」という希少がんと診断された。今年8月に容体が急変し、亡くなる数日前は痛み止めなどの影響でほとんどの時間をベッドの上で過ごす状況だったという。奏琉さんは闘病しながらXに投稿を続けていた。奏琉さんは「多分そろそろ死ぬ」と投稿した2日後の先月12日に亡くなった。しかしその翌々日、奏琉さんのXに新たな書き込みがあった。この投稿は奏琉さんが生前に予約したものとみられているが、亡くなった後に本人が投稿したように見えたことや、かつてネット上でショックを受けた時に使われる決まり文句だったことなどから注目され、3億回以上表示された。Xでは追悼のメッセージとともにがんの研究機関や病院などへ寄付を呼びかける投稿が相次いだ。東京・江東区のがん研有明病院を運営するがん研究会には先月17日から昨日までに約2000件、合わせて1000万円を超える異例のペースで寄付が集まっているという。奏琉さんの父・和彦さんは「奏琉のような患者が助かるよう治療や研究に役立ててほしい。奏琉は寄付が広がっているのを見てびっくりしているかもしれませんし、してやったりの顔をしているかもしれません」と話していた。


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