後継者不足 「事業継承」の難しさ…取材

2024年11月19日放送 23:24 - 23:29 日本テレビ
news zero (ニュース)

後継者がいなくて倒産するケースが全国で相次いでいる。後継者探しに奮闘する中華料理店と片や、家業の畳店を継ぐことを決めた若者を取材すると事業を引き継いでいく難しさが見えてきた。徳田直弘さんは地元の福岡・朝倉市で畳店で働きながら畳屋ラッパーとして活動している。実家は創業119年の老舗畳店、徳田畳襖店。だが、徳田さんは一時は家業を継がず高校卒業後は半導体関連メーカーに就職し、その後、ミュージシャンの道へ。そんな中、家業を継ぐ決意をした徳田さん。家業を継いだものの地元を離れる同世代も多く商売を続けるうえで客数の減少や従業員不足などの課題もある。そこで徳田さんはラップ以外にも畳を使ったアート作品で個展も開催するなど家業の畳を積極的にアピール。新たな試みで畳の良さを広げようとしている。今、全国的に問題となっているのが後継者不足。帝国データバンクによると後継者難による倒産は今年10月までの時点で過去最多に迫る勢い。
群馬・前橋市で中華料理店、チャイニーズダイニング天壇を営む長谷川弘之さん。看板メニューの海鮮おこげなど150種類以上のラインアップが売りで25年以上、地域の味として地元に愛されてきた。長谷川さんは2年ほど前から後継者探しを始めたというが誰もいなかった。そこで現在取り組んでいるというのが企業や店が実名を公表して後継者を探すオープンネームと呼ばれる方法。この日、参加したのは事業承継のマッチング行事。企業が行う後継者探しは従業員や取引先への影響を防ぐため一般的には経営者が水面下で行うケースが多いというが、逆に企業名を公表した場合、多くの情報が提供でき円滑に事業承継を進められる利点がある。イベントをきっかけに長谷川さんの元には関心のある人から問い合わせもあった。


キーワード
日本政策金融公庫帝国データバンク前橋市(群馬)朝倉市(福岡)徳田畳襖店あさくら祭りチャイニーズダイニング天壇海鮮おこげ

TVでた蔵 関連記事…

後継者不足で…町のお店消える? (news every. 2024/11/22 15:50

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.