世界くらべてみたら&ワールド極限ミステリー (ワールド極限ミステリー)
アメリカ・ワシントン州、リディアは4歳の息子ジェイミーと3歳の娘との3人暮らし。結婚していないパートナーとは破局し、3人目の子どもの妊娠が破局直後に発覚した。ギリギリの生活をしていたリディアにリディアの母親は生活保護を進めた。ワシントン州では1人親で2人の子どもの場合毎月約10万円の給付がある。リディアは生活保護の申請のために役所の社会福祉局を訪れた。すると、家族全員にDNA鑑定が必要だとなった。元パートナーのジェームズも含めて全員がDNA鑑定をした。アメリカでは子どもの血縁関係を証明するためにDNA鑑定は一般的に行われている。結果、子どもたちはリディアのDNAを全く受け継いでいなかった。リディアは詐欺罪で訴えられた。アメリカでは生活保護の不正受給が社会問題となっている。出生証明書について、アメリカには戸籍制度はなく出自を証明する大切な証明書で運転免許書やパスポートの申請にも使われる。
リディアは裁判所職員らとの立ち会い出産を選択した。男の子が生まれたがDNA鑑定は一致せずリディアは代理出産をしたと疑われた。リディアは裁判で戦ってくれる弁護士を探したが、DNA鑑定は絶対ということで受けてくれる弁護士はいなかった。そんなとき、人権派弁護士のアラン・ティンデルが力になりたいと連絡をしてきた。DNAに詳しい医師を訪ねたが裁判で勝てるような事例はなかった。アランは専門書を読み、リディアは再びDNA鑑定をした。