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ノーベル平和賞の授賞式などに出席するためノルウェーの首都オスロを訪れていた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表団は午前8時ごろ羽田空港に到着した。授賞式の演説では代表委員の田中熙巳さんが「核兵器をなくしていくためにどうしたらいいか、世界中の皆さんでともに話し合い求めていただきたい」などと訴えた。また現地を訪れた被爆者や高校生平和大使たちは、各国メディアの取材に応じたり地元の学校で被爆体験を証言したりして核兵器の非人道性や被爆の実相を世界に伝えた。日本被団協は今後、核兵器の開発や使用を禁じる核兵器禁止条約への参加を日本政府に改めて求めるなど、核兵器廃絶の実現に向けた活動を続けていくことにしている。