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すぽると!ファミリーの松田宣浩さんと能見篤史さんがコーチを務め、来年のWBC本番メンバー発表前最後の強化試合を週末に控える侍ジャパン。最大のライバル、アメリカは超本気モードで、2年連続ホームラン50本超えのジャッジ、キャッチャーとして60本のホームランを放ったローリー、サイヤング賞候補にも挙がるスキーンズが出場を表明。連覇のために必要なのが前回大会のメンバーからの+αだ。今回、松田野手総合コーチにキーマンとなる野手をあげてもらった。松田コーチが揚げたのが阪神タイガースの森下翔太。今シーズン、リーグ2位の23ホーマーで阪神をリーグ優勝に導き侍ジャパンに選出され、昨日の広島との練習試合では2安打、ホームラン1本を放った。森下の強みは短期決戦での勝負強さ。実際に今シーズン、CSファイナルではMVPを獲得し、井端監督も「近い将来日本の中軸を打てる存在」と太鼓判を押している。
侍ジャパンの未来を担う森下は今回新たなチャレンジとしてレフト、ライトに加えセンターでも起用する方針だ。外野手は吉田正尚、ヌートバー、近藤健介、鈴木誠也そして森下と選手の層が厚い。しかしセンターを守ったのはプロ3年間でわずか6試合なので「バッターによってポジショニングを変えたり、レフトやライトともコミュニケーションをとらないといけない」と心配するコメントを出していた。そんな森下に対し亀井善行コーチは「慣れだと思うので、慣れれば全く問題ない」とコメントした。侍ジャパンの選手起用の幅が広がるWBC連覇へのキープレーヤーといえる。その侍ジャパン、前回大会は30選手を登録可能だったが内訳を見てみると投手15人野手15人となっていて、うちキャッチャーが3枠を占めるため内野手と外野手に残されるのは12人。限られた野手の枠の中で複数ポジションを守ることができる森下は貴重な戦力となりそうだ。
