水あかってなに?

2024年4月5日放送 20:24 - 20:37 NHK総合
チコちゃんに叱られる! (チコちゃんに叱られる!)

チコちゃんが「水あかってなに?」というクイズを出した。正解は地面からの贈り物。東京大学の堀まゆみ特任助教の解説。水あかは五大栄養素のひとつであるミネラルが固まったもの。水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれている。鏡などに付着した水道水はしばらくすると水分は蒸発するがカルシウムやマグネシウムはその場に残ります。さらに空気中の二酸化炭素と結びつき固まったものが水あか。なぜ水道水にミネラルが含まれているのでしょうか?水道水の源は雨や雪が河川に流れたり地下にしみこんだしたもの。川や地下を通る間に地面と触れることで雨水にミネラルが溶け出すのです。東京・渋谷区のNHK放送センター食堂の水道水のミネラルの量は79.2。雨水のミネラルの量は0.818でミネラルがほとんど含まれていない。雨水は川などを流れる間に地面からの贈り物であるミネラルたっぷりの水になるのです。その後浄水場でろ過して消毒をお行う。このとき体に害がないカルシウム・マグネシウムなどはそのまま残します。ミネラルウォーターの成分表にある「硬度」とは水1L中に溶けているカルシウムとマグネシウムをあらわした数値。硬度が低いのが軟水、高いのが硬水。軟水はコーヒーや炊飯などに向いている。硬水はカレーやパスタなどに向いている。日本の平均的は約49。ミネラルの量は地質や地形などが関係しているため地域によって異なる。堀先生の研究チームは全国約1,500か所の水を調査し関東地方は硬度が高く、山間部は硬度が低いとわかった。関東地方は水源の利根川の流域面積が広いことや火山灰が積もった地層の関東ローム層が理由。関東地方は水あかが出来やすい。実は鍾乳洞は水あかと同じ炭酸カルシウムから出来ているため“究極の水あか”とも言えるのです。堀先生のオススメ鍾乳洞をご紹介。山口県の秋芳洞で必見なのが百枚皿。秋芳洞の水の硬度は約160。岩手県の龍泉洞には世界でも有数の透明度を誇る地底湖。東京の日原鍾乳洞には1m伸びるのに約1万3000年かかる石筍がある。水の硬度は150。鍾乳洞付近はおいしい湧き水があるので食堂でおいしい蕎麦が食られる。水あかはアルカリ性のため酸性洗剤で中和され落ちやすくなる。


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