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海鮮たか丸は千葉県習志野市に店を構えて25年で、昼時は毎日満員御礼。切り盛りするのは正木さん親子で、接客を担当するのは父の孝雄さん。厨房に立つのは2人の息子で、長男の信孝さんは調理全般、二男の伸二さんは寿司と刺身を担当している。一番人気のメニューが、1000円の寿司セット。おかずは日替わりで、この日は白身魚の揚げ物と鰹の煮付け。他にも2種類の刺身とおかずがセットになった日替わりC定食も大人気。たか丸の1日が始まるのは深夜2時で、仕込みは孝雄さんの仕事となっている。ランチタイムは時間勝負で、お客さんを待たせないための仕込みが大事だという。午前4時に市場へ向かう。毎朝欠かさず足を運び、納得した魚だけを仕入れる。5時半に店に戻り、いったん休憩する。7時半、信孝さんが惣菜を盛り付けあら汁の仕上げと焼き物づくりを行う。その後伸二さんも寿司の仕込みを行う。10時半に朝の仕込みが終了。注文からわずか30秒で料理が到着する。孝雄さんが料理の道に入ったのは20のころで、母と2人で小料理店を開店した。7年後に母が55歳で亡くなり、1人で店を続けて大繁盛させた。平成11年に今の場所に移転し、海鮮たか丸として再出発した。20年以上親子2人で切り盛りしている。