首都圏ネットワーク 戦後80年
東京・板橋区にある陸軍板橋火薬製造所跡の敷地内には25の遺構が残されている。終戦の際に火薬製造所にあった資料は旧陸軍などがほぼすべて焼却。戦後は建物を国の研究所などが使用するようになった。時間が経って当時のことを知る人も少なくなる中、研究所が移転したのを機に火薬製造所の価値を見直そうと板橋区が中心となって調査が進められることになった。調査によって火薬製造所当時の図面や火薬製造の機械を写した写真などが次々と見つかり、今月には製造所内とみられる写真が昭和17年出版の冊子に掲載されていたことがわかった。調査チームは地域の歴史から抜け落ちた戦時中の火薬製造所の実態を明らかにすることが平和の大切さなどに向き合う一歩になると考えているとのこと。
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