ワールドビジネスサテライト (ニュース)
きょう東京外国為替市場では円高ドル安が進み、一時1ドル149円台をつける場面があった。きっかけは、総務省が発表した11月の東京都区部の消費者物価指数。生鮮食品を除く総合指数は1年前と比べ2.2%の上昇と伸び率が3か月ぶりに拡大。特に大きな伸びを示したのがコメ。伸び率は62.8%と過去最大の伸びとなった。去年、東京都新宿区にオープンした「おにぎり屋かわしま」でもコメの高騰に頭を抱えている。今年8月、卸売業者から「価格を1年前の2倍にさせてほしい」との依頼があり、農家との直接契約に切り替えなんとか価格を抑えてきた。ただ、それも限界に。川島さんによると業者間でコメの奪い合いが起きていることに加え高止まりする輸送費もコメ価格の上昇の理由だという。一方、スーパーでは夏場に起きたようなコメ不足は解消されつつあるよう。ただ1年前と比べると5割ほど高い状態が続いている。9月以降、新米の流通で価格は落ち着くと政府は説明。しかし、その後もコメ価格は上昇が続いてきた。強い需要に加え、肥料や燃料、人件費など生産コストの上昇が続くことが背景にあるという。