ANNニュース (ニュース)
米国・トランプ次期大統領は人選が難航していた財務長官に、投資家・スコット・ベッセント氏を指名すると発表した。ベッセント氏は投資ファンドの創業者で、今回の大統領選挙では資金調達のほか、民主党に否定的なデータを提供するなどトランプ次期大統領の選挙戦を支えた。ベッセント氏は規制緩和や減税による経済成長を重視する一方、トランプ次期大統領が主張する関税の引き上げについては、インフレを抑制するため段階的なアプローチを取るべきだという考えを示している。トランプ次期大統領は声明で、ベッセント氏を「世界屈指の投資家」と評価し、財務長官として「米国の新たな黄金時代の幕開けを切り開く」としている。重要閣僚の財務長官人事を巡っては、実業家イーロン・マスク氏らも関与する形でポスト争いが繰り広げられていた。