イット! あすがよくなりますように アスヨク!
見慣れないカメラに興味津々の元野良ネコのネコちゃんたち。ここは、野良ネコなどを保護して新たな家族を探すNPO法人「子猫園ベルソーデシャトンズ」(静岡県富士市)。その理事長を務める高校1年生の赤石朔くん(16歳)は「健康なまま一生を迎えられる野良ネコは本当に一握りいるか、いないか。苦しむネコがいなくなる社会をつくりたいというのが一番の思い」「動物病院に行って治療をしたりだとか、生後1週間に満たないくらいで保護される子たちもいるので、2時間おきにミルクをあげて大変なんですけど。でも苦しくはならないんですよ。すごくみんな、かわいいので」と話す。野良ネコを保護しているのは赤石さんの自宅で、去年1年間で受け入れたネコはおよそ140匹。生まれたネコとともに暮らしてきた赤石さんは、野良ネコの過酷な生活環境を知って、小学5年生で野良ネコを助ける活動を始めたという。赤石さんは「死んでいく命があるのに救わない。『(野良ネコを)ほったらかしにするのは良くないんじゃないか』って僕が母に言ったらしんですけど」と話す。赤石さんは高校生になった今もネコの幸せを第一に考え、譲渡会では自ら先頭に立ち説明を行っている。赤石さんは、次の目標について「子猫園(NPO法人)を解散したいと思っているんですよ。苦しむネコがいなくなったら、この活動、この団体はいなくなるよねって。こういう団体がいなくなる社会をつくるのが活動も最終的な目標として掲げています」と話す。赤石さんの“アスヨク”ソング・Official髭男dism「115万キロのフィルム」。