茨城 “大子漆”の魅力 伝える

2024年7月26日放送 7:47 - 7:52 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (ニュース)

茨城県特産の大子漆は全国各地の漆器や伝統的な建築物などに使われている。漆かき職人・柳詩郎(37)は以前勤めていた工芸品店で漆かきの仕事を知り、3年前に漆かきの職人になった。大子漆は江戸時代に徳川光圀が漆の木の植栽を奨励したことで盛んになった。最盛期には大子町周辺に150人以上の漆かき職人がいたが、今は高齢化などにより約10人に減った。大子漆保存会会長・仁平良廣は「絶やすのは簡単だがまた復活するのは難しい。“漆”を絶やしたくない」と話す。柳は大子漆の魅力を手に取れる形で発信したいと、笠間焼と大子漆を掛け合わせることに挑戦している。柳は「ずっと続けてきた漆かき職人が残していった漆の植栽地を絶やさず管理して守っていく。色々な人に大子漆を知ってもらいたい」と話す。


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