週刊フジテレビ批評 The批評対談
梅田恵子、吉田潮、木村隆志、大島育宙がスタジオゲストに登場。フジ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」などについて、木村らは主演俳優が5・6人集っている作品が同時に放映されているのは記憶になく、大物が集った注目の秋だと感じているなどと語った。梅田らが各々に秋ドラマ1位を発表。梅田・大島が1位としたテレ朝「ちょっとだけエスパー」の詳細を紹介し、大島らは野木亜紀子がやりたかったSFを今やっている意味は1話で既に示され、今後の展開も前のめりで楽しめているなどと伝えた。
木村が1位にしたテレ朝「すべての恋が終わるとしても」の詳細を紹介し、木村らはXの140文字1話の小説を原作としている挑戦的な作品でありながらも従来のドラマが描いてきた普遍的な恋愛ドラマに仕上がっており、視聴者は少ないものの視聴している人には深く刺さっている作品などと語った。
吉田が1位にしたテレ東「シナントロープ」の詳細を紹介し、吉田らは若者8人を中心に周囲にはシナントロープのようにいる胡散臭い人物たちが事件に若者を巻き込んでいく社会性も描いており、それでいて生き生きした若さや躍動感に疾走感がある作品などと伝えた。
大島が2位にしたTBS「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の詳細を紹介し、大島らは竹内涼真がモラハラしすぎる人物を演じていて、こんな人物はいないと思うのに居るかも知れないと感じさせる演技力が素晴らしいなどと伝えた。
木村が2位にしたTBS「ザ・ロイヤルファミリー」の詳細を紹介し、木村らは競馬を知らないでも視聴している人が多く、映像勝負として製作陣がロケも絵作りも事細かくこだわり抜いており、映像美としてオススメできるエンタメ作になっているなどと伝えた。
木村が3位にしたフジ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の詳細を紹介し、木村らは設定からセリフまで三谷幸喜の思いが詰まった作品であるだけに視聴者を置いていく可能性があるものの、三谷作品は放映後・再放送から評価されるものが多く、尻上がりに評価されると期待しているなどと語った。
