午後LIVE ニュースーン トクシュ~ン
静岡県西伊豆町の田子漁港はかつて大型のカツオ船も利用していたが、今は小型船だけで漁獲量も減少している。ここでは漁師と釣り人とのトラブルが悩みのタネだった。伊豆漁業協同組合田子支所・真野創さんは「漁船が往来するときにウキが邪魔になって迷惑だった。ごみを放置していったり、漁師とのトラブルもいろいろあった」と話した。3年前には漁港への釣り人の立ち入りが禁止になった。当時、横浜から移住してきたばかりだったITエンジニア・國村大喜さんと漁協、町の担当者は釣り人と漁業者がともに納得できる方法を話し合った。國村さんは「地元を支えたいと本当は思っていると、サービスとシステムを通じて伝えたかった」と話した。國村さんは2年前にアプリを開発。釣り場所は1時間300円、駐車場は1時間100円で事前に予約ができるサービス。釣り人から使用料が得られれば、漁獲量の落ち込みに悩む漁港の新たな収入にもなる。さらに、漁船や周りに人とトラブルにならないように色んなルールを決めてマナーの向上を図った。立入禁止から1年で釣り人たちは漁港に戻ってきた。