報道ステーション (ニュース)
直近12か月以内に3回自己負担の上限額に達した場合、4回目以降の支払額を軽減する多数回該当という制度なのだが、昨日は現行の制度では年収がおよそ650万円で医療費が毎月10万円ほどかかるというケースの場合、高額療養費の自己負担の上限額8万100円に3回到達していれば多数回該当になり4回目以降は、4万4400円に引き下げとなる。そして政府の修正案では上限額が最終的に月13万8600円に引き上げられるため、10万円だと上限額に到達せずずっとこの10万円を支払い続けるということになって負担が増えると伝えた。ところが今日厚労省に取材をしたところ制度が変わっても今多数回該当に当たる人はこれまでどおり自己負担の上限額は月4万4400円に据え置かれる。今日の国会での福岡厚労大臣の答弁によると例えば1回症状が落ち着いてほとんど、しばらく治療を受けていなかったが病気の再発などで2年後に再び治療を受けたケース。多数回該当による負担軽減を受けるには新たに直近12か月で3回、上限額13万8600円に達する必要が出てくる。