情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
先週日本各地に襲来したのが年々増加傾向にあると言われる黄砂。その原因を探るべく向かったのは中国・内モンゴル自治区に広がるゴビ砂漠。黄砂が生まれる場所のひとつとされている。ゴーグルで完全防備するも襲いかかる砂。地元の人などによると、近年砂漠化が進み、砂嵐の発生が増えているというが、この砂漠化に日本が関係しているという。砂漠化の原因のひとつだと指摘されているのはヤギ。カシミヤヤギの毛を使用し、ストールやセーターなど日本でもおなじみのカシミヤ製品が作られているのだが、なぜヤギが砂漠化の原因なのか。内モンゴルで砂漠の緑化に取り組む団体が約9年前に撮影した写真を見せてくれた。画面左側は草木が生えているが右側が砂地。砂漠化した右側はカシミヤヤギの放牧地だという。現地では近年カシミヤヤギの放牧が増え、砂漠化が進行。黄砂が発生しやすくなっているという。そのカシミヤの行き先はほぼ日本だという。砂漠から舞い上がった砂の一部は中国、韓国へ。その後日本へと飛来するまでに大きく変貌しているという。日本まで到達した黄砂は黒に近い色になっている。中国の工業地帯で汚染物質が付着し色が変わるのだという。花粉のようなものも確認された。大気汚染物質はニッケル・カドミウム・鉛・亜鉛・マンガンといった重金属成分も含まれているという。これらの物質がアレルギーの発症や呼吸器に影響を及ぼす可能性があるという。きょうも吸収を中心に予想されている黄砂の飛来。まだまだ注意が必要だ。