列島ニュース (金沢局 昼のニュース)
ことし9月21日の豪雨災害では能登地方で河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、小松市消防本部はのべ70人の隊員が被災者の救助や捜索にあたった。報告会に約30人の隊員が参加し、藤森貴丈特別救助隊長は「土砂崩れや道路の冠水で車での移動が難しく歩いて移動する必要があったため現地に到着するまで予想以上に時間がかかった」と当時の状況を説明、「道路が寸断された場所では大木などをチェーンソーで切断する作業が求められたが災害時に救援のルートを確保する経験が足りなかった」として「訓練を続ける必要がある」と呼びかけた。女性隊員は「隊員のトイレや着替え、睡眠を取る場所を確保する必要がある」と報告した。小松市消防本部・西村章消防長が「色々な課題もあったと思うがしっかり伝え、次の災害への備えにつなげていきたい」とコメント。