”実動” 史上最大規模の演習 自衛隊 最前線で何が

2021年10月15日放送 7:22 - 7:28 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (特集)

北海道旭川の第2師団の隊員数は全国最大規模の8000人。今回の演習では数千~一万人規模の部隊が複数同時に展開する。これだけ大規模に自衛隊が動くのは発足以来初めてのことだという。第2師団では殆どの隊員が演習に参加し、宿舎からほぼ全ての資材を持ち出し移動を始めた。今回の狙いは”平時にどれだけスムーズに動かせるか”検証すること。平時は様々な法律に従う必要がある。例として、高さ制限がある道路ではタイヤの空気を抜いて走行するという。平時での移動にどんな制約があるのか、1つ1つ確認して効率の良い運び方を模索していた。南西地域の防衛のための実働に向けて、民間の協力が欠かせないと考えているという。移動の際、フェリーや民間の貨物船、鉄道も使われた。更に、弾薬の一部は運送会社が運んだ。今回20社以上の民間企業が運送に関わったという。部隊が九州に向かったことで手薄になった駐屯地には、普段民間企業で働くなどしている予備自衛官が配置された。ただ、住民は目的を知らされていなかった。専門家は今後ますます国民への丁寧な説明が必要になると指摘する。


キーワード
拓殖大学防衛省大分県山口県ツイッター北海道東根(山形)旭川(北海道)旭川陸上自衛隊第2師団

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.