- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛 武藤十夢
滋賀・日野町の日野菜かぶ生産者・岡保次さんを訪ねた。10月から12月が旬で、今が収穫期。回しながら引き上げるのが収穫のコツ。武藤十夢さんも収穫を体験した。日野菜かぶはよく野菜のクイーンと呼ばれる。
岡保次さんのお宅にお邪魔した。さくら漬けと呼ばれる酢漬けをいただいた。日野菜かぶを酢で漬けると、紫の色素が酢と反応しピンク色になる。
400万年前、伊賀付近に琵琶湖があったと考えられていて、200万年前には日野町にあった。そのため、このあたりは砂の多い土壌が日野菜かぶの栽培に適している。この土は水はけの良さが特徴。シャキッとした歯ごたえにつながる。
日野町の日野菜かぶの最盛期は1960年代。年間500トン生産されていた。しかし、2000年代に入ると和食離れにより漬物の消費量が減少し、生産者は2~3軒になり、生産量も最盛期の100分の1に落ち込んだ。岡さんは資産者を増やす取り組みにも参加している。地元のグループは岡さんたちベテラン生産者の指導を受けながらひとうねずつ育てている。住職の畑野円瑞さんも参加し、寺の精進料理に日野菜かぶを使っている。現在、岡さんらの取り組みにより、日野菜かぶを栽培する農家がおよそ60軒に増えた。
スタジオに日野菜かぶの酢漬けを用意した。試食した天野は「美味しい。大根とも違うね食感が。コリコリとして」と話した。酢漬け以外にもぬか漬けや浅漬が市販されている。また、日野菜かぶの漬物の美味しさをより多くの人に知ってもらおうということで、日野菜漬けコンクールが始まった。
近江日野商人ふるさと館を訪ねて日野菜かぶのアイデアレシピを教わった。今回は、生の日野菜かぶのたた辛さを生かすレシピ。日野菜かぶの紫色の部分を使うのがポイント。オリーブオイルにリンゴ酢・黒こしょう・塩・砂糖を混ぜて、すりおろした日野菜かぶを合わせてソースをつくる。間引きした日野菜かぶを炒め、塩・こしょう・バター・しょうゆで味付け。ソースはローストビーフにかけて完成。
ローストビーフの日野菜かぶソースがけ、間引き菜のバターソテーをスタジオに用意。試食した天野は「よりお肉の旨味を引き上げる感じ」と日野菜かぶソースを絶賛した。今回紹介したソースは他の肉料理やカルパッチョやサラダにも使える。
エンディング映像。
「クローズアップ現代」の番組宣伝。
「市民X」の番組宣伝。
「ミワさんなりすます」の番組宣伝。
サンドどっちマンツアーズの番組宣伝。