2023年12月26日放送 10:45 - 10:55 NHK総合

みみより!くらし解説
子どもの視力が低下 予防策は

出演者
岩渕梢 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(みみより!くらし解説)
子どもの視力が低下 予防策は

子どもの視力が低下し、調査開始以来最も悪くなっていることが分かった。2022年度の裸眼視力1.0未満の割合は、小学生37.9%、中学生61.2%、高校生71.6%だった。40年ほど前と比べて約20ポイント増えて過去最多となった。スマートフォンやタブレット端末の普及が背景にあり、コロナが影響して家で過ごす時間が増えたことで画面を長時間至近距離で観続けることが多くなった文部科学省は分析している。福島・矢吹町の三神小学校では、学校全体で目を守る取り組みを行っている。朝の会では姿勢をよくするストレッチを行い、休み時間にはタブレットの使用を禁止している。東城正充校長は2年前に赴任した。専門が体育ということもあり、体を動かすことで改善できないかと考えた。子どもたちの視力は年々回復し、2年前と比べて10ポイント以上減った。

キーワード
文部科学省矢吹町立三神小学校矢吹町(福島)

文部科学省はタブレットを使うときの注意点を周知している。目と画面の距離を30センチ以上離す。30分に1回は画面から目を離し、20秒以上遠くを見る。寝る1時間前からは使わない。大手製薬会社が子どもが目を悪くしないために行っていることを調べたところ、部屋などの明るさに注意する、スマホやタブレットを使う時間を決める、ゲームなどの時間を決めるといったことが上位となった。ただし、何もしていないと答えた人は18.9%いる。また、近視の人は眼球が伸びてしまい、網膜や視神経に負担がかかるため、大きな病気のリスクが高まるとされている。週11時間以上日光を浴びると近視の発症を抑制できる。1日2時間程度が良いとされる。近視による視力低下は10歳前後から増えてくる。

キーワード
丸山耕一文部科学省矢吹町立三神小学校矢吹町(福島)
(エンディング)
次回予告

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