日本人が月面に着陸することが日米合意で決まった。解説委員・水野倫之の解説。米国主導の友人月面探査計画を紹介。米国は日本などと国際協力でアポロ計画依頼となる有人月面探査計画を進めていて、来年9月には有人で月周回した後、2026年に米国人2人を着陸させ、その後、1、2年に1回のペースで着陸する計画。日米合意では日本人の着陸は2回、さらに米国人以外では初となることが確認されたので早ければ着陸2回目の2028年に1人目の着陸が実現する可能性がある。日本に着陸の機会を与えた理由は大きく2つ。まずは技術面。着陸が目的だったアポロ計画とは違って、今回は将来の火星探査も見据えて継続的に探査することが目的。近年、月面に水が氷の状態で存在する可能性が分かってきた。水を電気分解して水素を取り出せばロケットの燃料になるので月面で燃料補給して火星へと行けるかもしれない。しかし、水の探査は高度な技術、コストもかかるので、米国だけで行うというのは不可能ということで国際協力で進めていて、今回パートナーの日本の技術を評価。その見返りとして着陸機会の提供となった。

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