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29日から始まる「連続テレビ小説 ばけばけ」。その魅力を出演者が語る。
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- 連続テレビ小説 ばけばけ
ドラマの舞台は明治時代の島根県松江。主人公・松野トキは没落士族の娘。主人公・トキのモデルは小泉セツ。アイルランド人のラフカディオ・ハーンと結婚。怪談など2人で作り上げた日本の文化や風習をまとめた著書は世界中で読みつがれている。ドラマのはじまりは2人が出会う前。上級武士だったトキの家族は明治になって職を失い貧しい暮らしを送っている。しかし、物事は思い通りには進まない。
松野トキを演じるのは高石あかり。2892人の応募者の中からオーディションで選ばれた。「小さい頃から朝ドラヒロインというのが夢だったけど、入ってみて私はばけばけの松野トキじゃないといけなかったと、運命だったのかもって思う毎日を過ごしている。大切にしているのはその時の空気。松野家の皆さんの掛け合いの中、その時生まれた空気感を一番大切にしている」と語った。母親役の池脇千鶴は「これがおトキなんだなって説得力がある。嬉しい時はパッと弾けるように笑うし、悲しい時はグッとこらえたり、健気」、父親役の岡部たかしは「常にフラットでナチュラルな感じ」と語った。
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異国から来た英語教師レフカダ・ヘブン。トミー・バストウが演じる。日本語を10年以上勉強し、日本の文化も勉強してコミュニケーションができるようになったという。トミーさんは役作りにほぼ1年を費やした。撮影前に真剣に準備をしたらメリットがあると思うと話した。左目を失明していた小泉八雲、トミーさんも白いコンタクトレンズをつけて演じている。小泉八雲の「知られぬ日本の面影」には幻想的な松江の風景が書き残されている。ドラマでは八雲が描いている空気感を大切にしている。
ばけばけの世界の表現で欠かせないのが光と影。雨清水傳役の堤真一さんは雨清水家のセットが素晴らしい、明治のセットは照明も大変だったと思うなどと話した。
ばけばけでは衣装にもリアリティを追求している。高石あかりさんは衣装がみすぼらしくてヨレヨレの感じが好きだと話した。貧しい暮らしぶりを表現するため、コンスターチをつかって埃っぽさや汚れを表現している。
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トキの家族には個性豊かな面々が登場。父・松野司之介は不器用ながらも家族を支えるために奮闘する。演じた岡部たかしさんは、純粋無垢なところも大人の割にはあると話す。優しくしっかり者の母・松野フミを演じた池脇千鶴さんは時代劇だけど言葉遊びが現代ぽいテンポがあるなどと話した。祖父・松野勘右衛門は生粋の武士。演じた小日向文世さんは自分の中でリアリティを持たないとつまらないと思うから勘右衛門としてリアリティを持つように心の動きを探すのが大変だったという。
トキの親戚、雨清水家の人々。松江随一の名家で当主の雨清水傳は人々に手を差し伸べる人格者。雨清水傳を演じる堤真一さんは前向きに明治の時代を生きていこうとする人だと話した。妻の雨清水タエはトキに礼儀作法やお茶など教養を厳しく教える。傳の三男・雨清水三之丞は家の中に居場所がないためトキたちの仕事場に入り浸る。堤真一さんは、時代の転換期に翻弄されるけれどもその中で強く生きるだけじゃなくて楽しく生きる、必死に生きた人たちの話なので朝から元気をもらえる作品になると思うと話した。
英語教師の錦織友一はトキとヘブンにとってかけがえの無い存在となっていく。錦織を演じた吉沢亮さんは大盤石と言われる秀才で頭がいい役だが、うまくいかない事も多く、トキたちに振り回される役、不器用だったりもすると話す。錦織はヘブンと松江の人たちのかけ橋のような役でもあるので英語ゼリフが多く、英会話のレッスンに行って英語を勉強しているという。高石あかりさんはトキとヘブンの歩み寄り方はすごくゆっくりで難しいが、そこがじれったくてキュートでかわいいのが見どころだと話した。
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