- 出演者
- 設楽統(バナナマン) 小池栄子
今回はフォトグラファーの佐藤健寿がトルクメニスタンへ。トルクメニスタンは海外メディアに対する規制が厳しく、情報も少ない未知の国だという。佐藤健寿が中央アジアの北朝鮮とも言われるトルクメニスタンで奇界遺産を撮影する。
佐藤健寿がトルクメニスタンの首都アシガバットで奇界遺産を撮影する。トルクメニスタンは日本の約1.3倍の面積に約650万人が暮らしている。国土の80%以上が砂漠だが、天然ガス埋蔵量は世界4位。しかし、歴代大統領の権威主義敵な政治活動で世界各国からは独裁国家と呼ばれ、さらに鎖国敵な情報制限によりネット上には様々な噂が立っている。アシガバート国際空港周辺の街並みは変わった建物が並び、人は少なく、白い車しか走っていない。ホテルはエレクトリックな外観だが、空港からここまでは3G回線のみで通信は制限されている。ホテル内も豪華な内装でWi-Fiも完備されているがSNSは見られない。通信速度は遅いが地図アプリやブラウザを通したホームページ閲覧は可能だった。
翌日、佐藤は奇界遺産撮影へ。ホテルの高いところから街を臨むと建物や走る車も真っ白の美しい光景が広がった。佐藤は「架空の街のようだ」と話した。情報規制はかなり厳しく、政府の方が同行の元で撮影をしていくことに。ホテルから見えた謎の建物の近くに向かい撮影を行った。周りにも近未来的な建造物が多くある。謎の建物は最近できた国営ホテルだという。すぐ横にも不思議な建造物がある。その正体は?
ホテルのすぐ横にある謎の建物は国営の結婚式場だった。ホテルも兼ねていて貸衣装やレンタカーもここで揃えられるという。佐藤は「街全体が大統領の世界観によるテーマパーク」とトルクメニスタンを評した。豊富な天然ガスマネーのおかげなのかイメージより遥かにお金持ちな国トルクメニスタンには他にも圧巻の建物が並んでいる。しかし、やはりどこか違和感のある街並みだった。
佐藤は「街を歩いている限りだと独裁的な雰囲気はわからないが、『大統領のことをどう思う?』とは聞けない。聞いたら彼らも素直に言う事はできない」と街の雰囲気を話した。
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次に向かうのは山肌にそびえ立っていた謎の建造物。その正体は国営のテレビ局だった。世界最大の八角形で2010年にギネス世界記録に登録されたという。行きたいと交渉するが工事中だということで取材は一切NG。そこで、謎の巨像の撮影へ。巨像の近くまで行くが、佐藤はそこから見えるテレビ塔の大きさに興味を奪われた。
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スタジオで設楽はアスファルトの綺麗さに言及。佐藤はあらゆる場所に掃除をする人がいて、深夜や早朝にエリアごとに分けて掃除が行われているという。
続いて向かったのは独立記念の塔。トルクメニスタンは1991年に旧ソ連の構成国から独立。塔の元には独立時に今のトルクメニスタンの基礎を築いた24の部族のそれぞれのリーダー像が並んでいる。ここで初めて市民と接触、ここぞとばかりに噂の真偽を確かめる。インターネットは使えていてYouTubeも見られ、ガス代は無料、ガソリンも安いという。市民の話を聞く限りでは怖いどころか住みやすそうだった。続いて通りすがりに見つけた犬の像を撮影。街には旧ソ連の名残も残り、歩けば奇界遺産が見つかる。最後はひときわ目立つ巨大建造物へ。
最後は一際目立つ建物へ。それは巨大な室内観覧車だという。内部には人がいるが、受付は無人で2代目大統領の写真が飾られている。観覧車には乗れるが夜の方がお勧めだということで、夜にもう一度観覧車に向かう。すると、夜の街並みはLEDで縁取られた建物が輝きゲームの世界のようだった。 観覧車に他に客はなく、貸切状態。観覧車内からは外はあまり伺えなかった。最後に元観光省の役人のヤグモルさんに話を聞くことができた。街が白くなったのは2008年からだという。
最後に元観光省の役人で現在は旅行会社社長のヤグモルさんに話を聞くことができた。街が白くなったのは2008年からで文化的に安全・安心を与えるため白くしているという。ヤグモルさんは「閉鎖的な国というイメージがあるが、こちら的にはそういうつもりは無い。旅行会社という立場からすれば今後はもっと柔軟に対応すべきだと思う」と話した。
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スタジオで設楽は「違和感がすごい。人がいないのに電気がスゴい、人がいないのにゴミひとつなくきれいにしている」とコメント。佐藤はダルバザ『地獄の門』に行くためにトルクメニスタンを訪れたが頑なに取材を断られたと話した。ダルバザは1970年代にソ連が天然ガスを採掘していたら急に噴出、止めるために火をつけたら今に至るまで燃え続けているという。個人旅行では行けるがメディア取材となると止められ、元観光省の役人も誰がストップしているか分からないということだった。
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