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いま、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が戦っている舞台、ワールドシリーズ。勝者には世界一の称号はもちろん、ティファニーがデザインしたまばゆいトロフィーが贈られる。実は日本のサッカー界でも、まもなくまばゆいトロフィーをかけた戦いが。それがJリーグYBCルヴァンカップファイナル。ルヴァンカップは、J1リーグ、天皇杯に並ぶ3大タイトルのひとつ。記念すべき第1回大会のMVPはキングカズこと三浦知良。優勝トロフィーはティファニーがデザインしたものであり、まさに聖杯として日本サッカー界の誰もが憧れるカップ。その聖杯をかけた戦いYBCルヴァンカップファイナルが、ことしも聖地・国立競技場でまもなく開催される。解説をつとめる小野伸二さんが魅力を語る。
今回のYBCルヴァンカップは、大会形式が大きく変わった。今年はJ1だけでなくJ2・J3も参加。全60クラブによる一発勝負のトーナメント制になった。2回戦、3回戦ではJ3のチームがJ1チームを撃破するなどジャイアントキリングもあった。J1とJ3の対決について小野さんは「正直やりづらい」「J3のクラブや町全体が活気づいた」と話した。J3のヴァンラーレ八戸は公式戦で初めてJ1クラブをホームに迎え、スタジアム周辺は盛り上がった。試合は負けたものの、クラブ史上最多の4844人の観客を動員した。小野さんは選手たちにとってはすごい貴重な経験だとコメントした。ファイナルへ進んだのは名古屋グランパスとアルビレックス新潟。
名古屋グランパスのルヴァンカップファイナルまでの道のりを紹介。サンフレッチェ広島との準々決勝ではGK・ランゲラックがファインセーブを連発。試合はPK戦となり2人目をセーブ。自ら2人目のキッカーとなりゴールを決めた。4人目をセーブし、PK1-3で勝利した。準決勝では横浜F・マリノスと対戦。第1戦ではDF・徳元悠平が3アシストと活躍し、1-3で勝利した。第2戦も1-2で勝利し決勝進出を決めた。
小野さんは名古屋グランパスについて「守備を固めロングボールを使って速い攻撃をする」と話した。注目選手は稲垣祥選手。「攻守に渡って常に危険なところにいる」「突拍子もないスーパーボレーでゴールを決める」「すごいことを成し遂げるイメージがある」と語った。稲垣祥さんは「シュートはいつでも打てるわけではないが1つの自分のストロングポイント」「チームとして優勝したい思いが1番強い」など話した。
ルヴァンカップファイナルの解説を務める内田篤人さんは、名古屋グランパスの永井謙佑選手に注目。「スピードもあるし、頑張る姿がチームに良い影響を与えると思う」と語った。永井謙佑選手は35歳のベテランながら、Jリーグ最速クラスの俊足を誇る。永井謙佑選手は「より相手の陣地で守備できるように常に意識している」「チームが勝たないと意味がない、タイトルは意識している」など話した。
アルビレックス新潟のファイナルまでの道のりを紹介。準々決勝ではFC町田ゼルビアと対戦では、FW・長倉幹樹が4ゴールの活躍でチームを準決勝に導いた。準決勝では川崎フロンターレと対戦、第1戦4-1で勝利、第2戦も0-2で勝利し決勝進出を決めた。
クラブ史上初のファイナル進出となったアルビレックス新潟。小野さんは注目選手について「前線どの選手も全員が注目」「全員が伸び伸びプレイしている」と話した。内田さんも同意見で「崩し方、ボールの運び方を見ていても気持ちいいサッカーをする」「掴みどころのない攻撃」と話した。ポジションがスタート時と試合中で同じところにずっといないため、相手はバランスを崩しやすいとのこと。谷口海斗さんは「自分たちのこれまでの戦術やスタイルといったものを積み上げてきたからこそ今ここまで来られている」など話した。堀米悠斗さんは「いろんな所で応援の声をかけてもらえる」「結果を出すことで多くの新潟県民を勇気づけることができる」など話した。
両チームにはYBCルヴァンカップ優勝経験数について対照的なデータがある。名古屋グランパスの長谷川健太監督は、選手・監督合わせ3度の優勝を経験している。3年前の優勝メンバーだけでなく、去年アビスパを初優勝に導いた山岸祐也選手、過去大会MVPをとったことのあるパトリック選手、稲垣祥選手がいる。アルビレックス新潟では田中達也コーチのみ、経験の面では名古屋グランパスに分があるが、小野さんは「経験しているからゆえ逆に硬くなる可能性もある」、内田さんは「大舞台を知らない怖さがある」と話した。試合予想について小野さんは「新潟の伸び伸びしたサッカーに期待」とコメントした。
各チームの選手が意気込みを語った。小野さんはファイナルに期待することについて「見てる人たちがワクワクする試合を見せて欲しい」などと話した。
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