- 出演者
- 弘竜太郎 澤井明子
「中間選挙」は大統領任期の中間にあたる時期に行われる連邦議会などの選挙のことをいう。今回前半2年間のトランプ大統領の「国民の審判」が下るという意味合いもあり、世界中が注目している。焦点は上下両院 共和党が過半数維持か民主党が反撃するのか。中間選挙の投票先を聞いた世論調査の平均値は民主党が優勢となっている。下院についてはすべての議席が改選となり民主党が過半数を確保する可能性が高いとみられている。上院は約3分の1のみが改選対象。今回は共和党地盤の州が多く、共和党有利とみられていたが、民主党が猛烈に追い上げていて大接戦となっている。共和党の地盤で大接戦の州については民主党が過半数を獲得するには現在の議席を維持したうえで4つ議席を獲得する必要があるが可能性が出てきているとみられている。象徴的なのは共和党の牙城とも言われる南部・テキサス州。共和党・ケン・パクストン候補は収賄・職権乱用・証券詐欺などの疑惑に加え、女性問題などもあり「最も多くのスキャンダルを生き延びてきた男」とも呼ばれる人物。対する民主党のタラリコ氏は30代の元教師で支持を広げている。またアラスカ州も民主党候補が支持を広げている。アラスカは島が多くただでさえ高い燃料や物価がさらに上昇している。またアラスカの特殊な選挙制度を背景に今回共和党の現職と全く同じ名前の候補が出馬していて、現職の票が割れる可能性も指摘されている。こうした選挙区にはトランプ大統領も応援に駆けつけ巻き返しをはかっている。しかしトランプ氏の応援を共和党の議員も嫌がっているところもある。その背景にあるのが支持率。トランプ氏就任直後からじわじわと支持率は下がっており、イラン攻撃開始でそれは顕著になった。支持率は最低水準となっているが、主な要因はイランへの攻撃をきっかけにした物価上昇。生活不安は選挙に大きく影響するとみられている。トランプ氏は“トランプ関税”やイラン攻撃など大統領権限をかつてないほど拡大し世界中に影響を与えてきた。共和党が多数を占める「議会」のチェック機能がほぼ機能していないことも要因として指摘されている。しかしアメリカでは中間選挙で長年大統領の所属政党が少なくとも下院では必ず議席を減らし、議会のチェック機能が復活してきたという歴史がある。今回アメリカ国民はどのような判断をするのか世界中が注目している、などと伝えた。
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