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オープニング映像。
競技ダンス世界ランキング2位の大西大晶・咲菜ペアは、国内最高峰の三笠宮杯で2部門を制覇する快挙を達成した。その直後、2人はペアの解散という大きな転機を迎えた。
ペアを組んで20年になる兄・大晶と妹・咲菜の2人は、富山から上京後一緒に暮らし始めて5年になる。練習メニューは大晶が決めている。去年の三笠宮杯で2人はスタンダード部門とラテン部門にエントリーし、ダブル優勝を果たした。大晶が夢の世界一に手が届くと意気込んだ矢先、咲菜はペア解消を申し出た。咲菜は兄以外の選手と新たな表現に挑戦したいと望んでいた。ことし3月に6月末での解散を発表し、ルクセンブルクの大会での優勝を最後の目標に据えた。
5月下旬、解散を決断してから初となる国際大会の東京オープンを迎えた。本番直前、他のペアが踊りを見直す中2人は言葉を交わさなかった。この大会で大西ペアはスタンダード部門、ラテン部門ともに表彰台を逃した。大晶が踊りを見直すと、リードの大晶がきっかけを作る前に咲菜の足が先に回り始め、ペアの調和が崩れていた。コーチも解散が決まって以来、たびたび大晶のリードの遅れを指摘してきた。ペアの調和という課題を前に、2人の心は1つになれずにいた。
咲菜は去年大学を卒業し、ダンス講師として働いている。プロダンサーとしての将来を考えることも増え、兄に甘えたままではこれ以上成長できないと考えていた。解散を発表して以降、咲菜は大晶と暮らしている家を空けることも増えた。練習以外で顔を合わせる機会はほとんどなくなっていた。2人はダンス講師の両親のもとに生まれ、大晶6歳、咲菜3歳の時に一緒に踊り始めた。小学生の頃から国際大会に出場し、大晶22歳、咲菜19歳の時に初めて日本一に輝いた。大晶は1人で練習に取り組み、コーチのもとでリードを見直した。咲菜は大晶のリードの変化に気づき、自分の意志だけで踊るのでなく兄のリードにも合わせなければならないと感じていた。
ルクセンブルクの大会を1週間後に控え、2人はダンスの本場スペインで特訓を行った。元スペインチャンピオンのカリーナを訪ね、リード&フォローの指導を受けた。決戦の舞台となるルクセンブルクオープンを迎え、2人は全種目1位で優勝した。7月、咲菜は新しいパートナーと練習を始め、大晶も新たなスタートを切った。
エンディング映像。
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