- 出演者
- 北村花絵 石川ありす 武田美保
オープニング映像。今回はスポーツ・教育コメンテーターである武田美保。テーマは「指導者としての現在地【教えること 共に歩むこと】」。
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- 武田美保
スポーツ・教育コメンテーターである武田美保が講演を実施。武田は競技生活21年を経て現在では指導者としても活動しており、今なお指導者としてこうすれば勝てるという確固たる道筋を見出だせておらず、今の指導者としての自分そのままを今日は伝えていきたいなどと語った。
スポーツ・教育コメンテーターである武田美保が「教えること 共に歩むこと」をテーマに講演を実施。武田は21年の競技生活での経験をどうにかして今後も活かしていきたいと考えたときに、自らシンクロナイズドスイミングクラブの指導者の門を叩いたのだと語った。武田は指導者になってまずクラブを部活動としてなのか競技者として指導するのか相談して決め、生徒も保護者たちも本戦に言ってみたいとして競技者としての指導が始まったなどと明かした。武田は徐々に生徒たちに競技者に見合った練習量に増加させ、一歩ずつ基礎的な動作を反復練習で身に着けさせたなどと告げた。武田はアーティスティックスイミングのユース世界選手権の日本代表選手に徐々にではあるが教え子たちが選出されるようになり、一昨年には世界選手権に教え子が日本代表に選ばれるまでに成長したなどと話した。武田は高校生になると格段に自主練習の取り組み方が上手になり、それとともに生徒たちの大会での成績も向上していったなどと伝えた。
武田は自分の教え方が正しかったのかと迷いが生じることがあり、その一例としてシンクロ界にもタレント発掘事業があって教え子が選抜されたとき、自分自身も指導者として周囲に期待されていると思い込み、教え子へ制限なく教え続けたのだと明かした。武田はその教え子は少しずつ今の自分を超えていって成長したいタイプの選手であったが、自分が教え子のことを考慮せずより早く成長させいた一心で指導していたが、ある時あまりにも一方通行であることに気が付き、教え子に競技のことが好きなのか聞いたらわからないと言われてしまい、自分はあまりにも自分の尺度を押し付けていたのだと感じ、その教え子は最終的に競技をやめてしまったなどと明かした。
武田は競技をやめてしまった生徒が数年後にクラブに足を運んでくれたことがあり、その際に当時競技を楽しかったかという質問に返答できなかったが、シンクロをやって楽しかったと伝えてくれ、今でもその教え子の言葉は自分の支えになっているなどと語った。武田は指導者として競技者のように日々成長し続け、競技者たちと並走するように向き合ったのだなどと告げた。武田は自分が指導者として成長してきたときに改めて自分の競技者人生の経験が武器となっていると感じ、いまも慢心することなく指導者としても成長をするよう励んでいるなどと話した。
講演を終えた武田は日本代表に選出されるような選手は意欲も高く、そうした選手との出会いは指導者として本当に楽しく、指導者は選手がいなくては成長することはできないのだと感じているなどと明かした。
次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。
エンディング映像。