SNSなどを通じた緩やかな結び付きで離合集散を繰り返す匿名流動型犯罪グループによる特殊詐欺や強盗事件などが相次ぐ中、埼玉県警察本部はこうした事件の解決に不可欠な初動捜査を強化する新しい部署を立ち上げた。発足したのは事件の初動捜査にあたる機動捜査隊にSNSや携帯電話の通信履歴などを解析する部署を統合させた「捜査支援課」。きのうの発足式で野井祐一本部長は「技術の進歩に伴い犯罪も巧妙複雑化する中で捜査のスピード化が求められている。熱意と使命感を持って仕事をしてほしい」と訓示した。これまで別々に捜査を進めていた2つの部門を1つにすることで、匿名流動型犯罪グループによる特殊詐欺や強盗事件などの初動捜査を強化するねらい。

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中澤宏之埼玉県警察野井祐一

都内の18歳未満の子どもや保護者などが日常のさまざまな不安や悩みについて心理士などにチャットで無料で相談できるサービスが新たに開設された。匿名のチャットで無料で個別に利用でき、相談相手は心理士や看護師のほか元教員や大学生、ファイナンシャルプランナーやキャリアコンサルタントなどもいて、利用者が相談したい人を選ぶことができるという。相談時間は土日や祝日を含む毎日午後3時から午後10時までで、専用のサイトから事前に予約するか相談員が空いていれば予約せずに利用することもできるという。東京都子供政策連携室は「どんなことでもいいので気軽に相談してほしい」としている。