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バスケットボール男子日本代表は48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。代表メンバーの4分の1には、福岡県の高校出身という共通点がある。福岡第一高校は全国優勝8回を誇り、河村勇輝もこのバスケ部のOB。部員数は115人で、競争は熾烈。しのぎを削る選手たちの中に1人、周囲とは異なる決断をした部員がいた。
オープニング映像。
福岡第一高校バスケットボール部に密着。レギュラーを争う部員たちの多くは寮生活を送る。30分で200合分の米が空になるという。常に競い合う環境に加えて練習量も全国屈指。朝夕合わせて1日5時間以上練習し、ほとんどをディフェンス練習に費やす。福岡第一の強さを象徴するのが3分で10点を逆転する試合形式の練習。冷静な判断力と爆発力を養う。3年生の村上さんは2年生までプレーヤーだったが現在はマネージャー。福岡第一には3年生の引退時に次の学年からマネージャーを選出するのが伝統。村上さんは先代のキャプテン、マネージャーから指名を受けた。対戦チームの分析を解説したり、個人に合わせた動画を編集して送ったりている。練習メニューの指示やコーチング、留学生のケアもこなす。マネージャーになった当時はやりたくないという思いがあったが先代から言われたのは大きかったと話した。高校最後の全国大会まで1か月半となったとき、ケガによる主力の離脱でチームは危機に陥っていた。ウインターカップで福岡の代表を勝ち取ったが、全国大会のシード権をかけた決勝戦で福岡大学附属大濠高校に6年ぶりに敗れた。全国大会当日は離脱していたメンバーが復帰した。勝ち進んだ福岡第一は、優勝候補の東山高校とあたった。
福岡第一高校バスケットボール部に密着。ウインターカップ準々決勝で優勝候補の東山高校とあたった。福岡第一は74-71で勝利しベスト4に進出した。決勝では大濠高校に勝利し、9度目の日本一となった。
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