- 出演者
- 永野 野口葵衣 朝日奈央 高比良くるま(令和ロマン) 宮本亞門
オープニング映像。
永野が8年前に流行ったネタを披露。「ゴッホより普通にラッセンが好き」など4つ披露したが、3つはChatGPT(人工知能)に考えてもらったという。今回のテーマは「AI・人工知能 究極の知能への挑戦」。
AI・人工知能について、スタンフォード大学のミハル・コシンスキ博士は「人類史上初めて我々は自分たちよりも賢い存在に直面している」と語っている。イギリス・コーンウォール地方のエンジニアード・アーツが開発したヒト型ロボット・アメカさんにインタビュー。ChatGPTなどのAIが搭載されている性別的には中性で特定の人種的な特徴を持たないという。米津玄師の曲にハマっていると日本語で話し、流暢な英語で人工知能についての見解を説明した。アメカに搭載されている大規模言語モデルは次の単語を予測するシンプルなものだが、1兆を超える膨大な数によって心を理解しているかのような人間的知能が生まれたという。
心を理解する実験「サリーとアン問題」を永野&野口アナがスタジオで実演。2人の少女・サリー&アンが仲良くボール遊びをしていると、サリーがボールをカゴに入れ、部屋を出る。アンはボールをカゴから箱に移して部屋を出る。ここでクイズ。部屋に戻って来たサリーはカゴと箱のどちらを探す?。正解はカゴ。人間には当然の簡単なクイズだが、一昔前のAIはサリーの心が理解できず、ボールが最後に入った「箱」と答えてしまった。最新の大規模言語モデルによって2023年には100%正解できるようになった。スタンフォード大学のミハル・コシンスキ博士は「心を理解する能力は副産物。大規模言語モデルは人間の心のモデルだった」、東京大学の松尾豊博士は「知能というのはほぼイコール予測能力」と語っている。
生成AIがストーリーを考案して、手塚治虫の漫画ブラック・ジャックの最新作「機械の心臓」が作られた。「AIを活用した完全な機械の心臓」が移植された女性患者の手術を頼まれたブラック・ジャック、その苦悩と決意を描いた作品。スタジオで出演者たちが読んで感想を語り合った。
ヒト型ロボット・アメカは「私も肌に風を感じたい」と話す。東京大学の國吉康夫博士は「身体性をベースとしたAIを追求しなければいけない。身体を無視して知能を語ることはできない」と語っている。カリフォルニア大学・バークレー校のアレハンドロ・エスコントレラ博士の研究室では一切の事前学習を行わず、自分の体だけで学ぶロボットを研究している。前に進むとプラス1点、転ぶとマイナス1点という指示だけを与える。足をジタバタさせていた四足歩行のロボットは60分後には歩けるようになり、突然蹴られても立ち上がった。國吉博士はヒト胎児のシミュレーターを使い、ヒトは胎児の時から身体を使って学習していることを明らかにした。
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オーストラリアのブレット・ケイガン博士は培養した脳細胞を使って脳コンピューターを開発。1970年代にヒットしたアーケードゲーム「PONG」をプレイさせたところ、現在のAIは上手になるまで数万回以上のプレイが必要だが、脳コンピューターは平均70回、学習の速さが研究者たちを驚かせた。目指しているのは「AGI」。汎用人工知能と呼ばれるもので様々な状況に適応できる究極の人工知能だという。
ヒト型ロボット・アメカは「なぜ、あなたたちはそこでまでして知能を作りたいのですか?」と問う。慶應義塾大学・栗原聡博士は「目指しているのは人を知りたい。人間とは何なんだ?」、東京大学・松尾豊博士は「人間の知能を作り、自分は何かを解き明かす」と語る。
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